「ABAP（Advanced Business Application Programming）」は、SAPシステムを構成するプログラミング言語で、主にSAPシステムのアドオン開発に用いられます。
顧客固有の要件に合わせてSAPシステムに対してABAPでアドオン開発を行うことで、要件を満たすアプリケーションに調整することが可能です。
また、データベースへ効率的にアクセスすることができるため、データの読み取り、書き込み、変更が容易に実現できます。
最新の「SAP 4/HANA」で登場したユーザーインターフェース「Fiori」ではバックエンド側がABAPで開発されています。
「2025年の崖」「SAP2027年問題」などの影響で、SAP 4/HANAの導入・移行のニーズは年々高まっていくものと予想されています。
SAP認定コンサルタント有資格者であっても、ABAPに精通しているエンジニアは少数の為、どちらにも対応できる場合は市場価値を大幅に上げることが可能です。
ABAPはSAPエコシステム内で重要な役割を果たし、エンジニアにとって「エンタープライズアプリケーション開発」「ビジネスプロセスの最適化」「データ管理」など幅広い分野でのキャリア機会を提供します。
