フリーランスと会社員のダブルワークのメリット・デメリットを解説!
2021.05.31
日本では多くの方が副業をしているという事実をみなさんはご存知ですか?
最近はニュースでもダブルワークや副業が取り上げられることも多く、興味を持っている人も多いかもしれません。
今回の記事は
会社員として働いているが、フリーランスとしてダブルワークをしたい
ダブルワーク先で現職とは異なるスキルを身に着けたい
副業に興味があり、ゆくゆくはその道で独立したい
と考えるあなたにの疑問を解消します。
フリーランスとしてダブルワークを始めたきっかけや会社員の割合、またそのメリットや税金に関する知識まで、幅広く解説していきます。
具体的には
どのくらいの会社員がダブルワークをしているのか
ダブルワークのメリット・デメリット
フリーランスとしてダブルワークを始めるための3ステップ
について説明していきます。 この記事が参考になれば幸いです。
どのくらいの会社員がダブルワークをしている?
エン転職が実施し、6000名以上の方が回答した『「エン転職」ユーザーアンケートでは、副業希望者は49%と昨年より8ポイントアップしたことがわかっています。
また、副業経験がある方が34%と昨年と比較して2ポイント上昇という結果です。目的はさまざまですが、82%の方が「副収入が得られたことが良かった」と回答しています。
会社員がフリーランスでダブルワークをするメリットとデメリット
次にフリーランスがダブルワークを始めることで感じられるメリットとデメリットについて確認していきましょう。
ダブルワークは収入源が増え、生活にゆとりをもたらしてくれます。 一方で、仕事を並行して行うことは大きな精神的負担になります。
ダブルワークをすることのメリット
ダブルワークを始めることのメリットは収入源の多角化だけはありません。 仕事の見方の変化や、責任を持って仕事を行っていくことでスキルが向上します。ダブルワークを通じて、社会人としてのレベルアップを図れます。
メリット1:仕事への意識の変化
ダブルワークでどのような仕事に取り組むかによっても異なりますが、自分でクライアントを探し全て自分で行う、ビジネスに向き合うことで仕事そのものの捉え方に変化が訪れます。
普段会社員として仕事があるのが当たり前だと思っていませんか? もともとは社長が顧客を探し、仕事を作り出してきたおかげで今の仕事が存在するのです。
自らがクライアントを探し、0から信頼関係を作り上げていくという経験は会社員としての仕事への感謝を思い出させてくれます。
メリット2:ビジネスマンとしてのスキルアップを図れる
前述のような自分でクライアントを探すビジネスに取り組むことで、ビジネスマンとしてのスキルアップを図ることも可能です。
自分でタイムマネジメントを行ない、仕事の質を高める方法を模索するという作業が自然とビジネスマンとしての資質を磨いてくれます。 これは会社員として仕事をする上でも欠かせないスキルになるでしょう。
メリット3:人生のビジョンが開ける
ダブルワークを行うことで、人生のビジョンが大きく変わる人もいます。 自分の働きによって収入源が増える、さらに経験したことのない作業に挑戦するという経験によって、自分の得意なことに出会える可能性がをグンと高められます。
数年間という長期のプランを計画していれば、会社員としてではなくフリーランスとしてさまざまな事業を展開していくことも不可能ではないという感覚を体感できるでしょう。
ダブルワークを始めることのデメリット
メリットが多くあるダブルワークですが、決して簡単なものではありません。 ダブルワークを始めることで生じてしまうデメリットを見つめ、会社員としての仕事にプラスできるかを検討する時間も必要です。
デメリット1:精神的・肉体的なストレスの増加
仕事が増えるということは関わる人が増え、行わなければならない作業も増加するということです。
そして、「なんとかなる」という考え方が思わぬ形で本業に悪影響をもたらしてしまうことがあることにも配慮しておきましょう。 本業以外の精神的・肉体的なストレスが起因となり、会社員としての仕事に集中できないということになりかねません。
デメリット2:本業である会社とのトラブルに発展する可能性
詳細については後述しますが、ダブルワークが勤めている会社との信頼関係を壊してしまう可能性もあります。
人事部や上司がダブルワークに取り組んでいることを知らなかった際の対処は会社に一存されてしまうため、会社の考え方にも留意しておかなければなりません。
失敗しない!フリーランスとしてダブルワークを始めるための3ステップ
ダブルワークを始める際にはメリットとデメリットを検討しておく必要があります。 ここからは精神的・肉体的なストレスや会社との信頼関係といったデメリットを回避し、ダブルワークをスムーズに開始するための3つのステップを紹介していきます。
ステップ1:本業である会社の就業規則をチェック
ダブルワークを始める際に第一に確認すべきなのが、本業である会社の就業規則です。
「収入を増やしたい」という意識が強すぎるあまり、会社との関係を後回しにしてしまう方も珍しくありませんが、本業あってのダブルワークであることを念頭に置いておく必要があります。
就業規則には「会社の不利益にあたらない範囲で」「一切の副業を禁ずる」といったように副業に関する文言が記載されています。
もし、文言が見つからない、記載されているものの分かりにくいという場合には、人事部や総務部に確認してみましょう。
ステップ2:クラウドソーシングで簡単に始められる仕事を探す
一口にダブルワークといってもどんな仕事に挑戦するかは人それぞれです。
精神的・肉体的なストレスを最も軽減できるシステムが、クラウドソーシングです。 慣れるまでの時間を見込んでおく必要がありますが、ダブルワークを始める際のクライアント探しを行う時間を大幅に削減できるというメリットがあります。 また、どんな仕事をすべきか迷うという方は、クラウドソーシング上にどういった仕事が用意されているかを確認することから始めてみましょう。
ステップ3:本業に差し支えないタイムスケジュールを作成する
会社の就業規則を確認し、ダブルワークとしてどんな仕事に挑戦するかを決めたら、最後にタイムスケジュールを立てていきましょう。
時給制の仕事をダブルワークとして選択した場合には、決まった時間に指定された場所にいれば問題ありませんが、クラウドソーシングで仕事をする場合はすべて自分で決められます。
時間も場所も自由というメリットがあるものの、強制力がないためスケジュールを立てなければその時の気分で仕事をすることになり、収入に繋がらないと頭を抱える方も珍しくありません。
まとめ:まずはフリーランスとしてダブルワークを始めよう!
会社員として安定した収入を得ている方でも約3割の人が、副業・ダブルワークという形で新たな収入を得ています。
この記事を読んでいる方は「もう少し収入をアップさせたい」という意識だけでなく、生じる可能性のある弊害についても正しく認識しておきましょう。 少額のダブルワークであっても正しく始めることが、社会人としての責任を果たすことに繋がります。