フリーランスのリスクヘッジは自分の市場価値を高めること1択である理由
2021.05.31
「フリーランスになりたいけどリスクが怖い」と思っていませんか?いくら自分のスキルに自信があっても実際に会社を辞める際には色んなリスクが頭をよぎりますよね。
今回は「フリーランスにはどんなリスクがあるのかざっと把握しておきたい」「具体的なリスクの回避法を知りたい」という方のための記事です。
具体的には
フリーランスのリスクとは
リスク管理の方法
この記事が参考になれば幸いです。
【具体例】フリーランスにはどんなリスクがあるのか
早速フリーランスにはどのようなリスクがあるのかについて説明していきます。 具体的な事例を参考にしてみてください。
収入ゼロ?仕事が全くなくなるリスク
フリーランスは、仕事が全くなくなってしまうリスクがあります。 会社員は、窓際族などという言葉があるようにどんな形であっても仕事が与えられます。
一方、フリーランスは自分で仕事を取ってこなければなりません。
また、クライアントから継続して仕事を受注していても、ある日突然契約を打ち切られたり、他のフリーランスに取って代わられたりすることが起こり得ます。
仕事がなくなれば、収入はゼロです。これはフリーランスに特有のリスクと言えるでしょう。
仕事ができなくなることもある。健康問題に関するリスク
まずは健康問題に関するリスクです。 フリーランスは、体調を崩すと仕事ができなくなるリスクがあります。 休んでいる期間が長くなれば、最悪、契約を打ち切られる可能性もあります。 フリーランスは、仕事ができなければ、収入を得ることもできません。
会社員ならば他の人が仕事を代わってくれますが、フリーランスは自分一人しかいないので、自分が動けなくなれば収入に直結してしまうのです。
知らなかったでは済まされない!損害賠償請求
会社員なら、トラブルがあれば仲間や上司がフォローしてくれるでしょう。 そもそも会社員は会社に雇われているわけですから、従業員がやったことはその個人ではなく会社の責任ということになります。
しかし、フリーランスは責任を全て自分で負わなければなりません。 もし、条件が曖昧なままで安易に仕事を引き受けてしまえば、後々、クライアントから無茶な要求や理不尽なクレームを受ける可能性もあります。
多額の損害賠償請求などが発生すれば、個人でやっているフリーランスは、金銭的にも精神的にも大きなダメージを受けることになります。
クライアントが報酬を支払ってくれないというリスク
世の中には、報酬を支払ってくれないクライアントが存在します。 なんだかんだと理由をつけて支払いを先延ばしにしたり、倒産してしまったりして、結果的に報酬が未払いになるトラブルが後を絶ちません。
フリーランスのリスク管理法を5つ解説
ここまでフリーランスのリスクを説明してきましたこのようなリスクを回避するには、リスク管理が重要です。ここでは、具体的なリスクマネジメント方法について解説します。
定期的に健康診断を受ける
フリーランスは自分の体が資本です。 体調不良で仕事に支障を及ぼさないためにも、定期的に健康診断を受け、自分の体の状態をチェックしましょう。 メリットとして、自分も健康についての意識が高まるほか、病気の早期発見の可能性も高まります。
もちろん、健康を維持するためには、日々睡眠をしっかり取り、食事や運動に気をつけて生活することが必要です。
収入が不安定だからこそ工夫のしがいがある
フリーランスは安定した収入がないからこそ、どのようにやりくりしていくかが重要です。ここでは、具体的に2点ピックアップしました。
支出の割合を事前に決めておく
収入を増やすより、支出を減らす方が簡単です。まずは支出の見直しをしましょう。
支出の割合を数字としてきっちり決めることで、無駄な出費を抑えることができます。 理想の割合は、それこそ独身か家庭持ちか、一人暮らしか実家暮らしかなど人によって異なりますが、おおよそ
家賃:収入の1〜2割程度
食費:収入の1〜1.5割程度
貯蓄:1〜3割程度
というのが一般的なようです。 とはいっても、数値について正解はありません。色々やりくりしてみて、自分が無理なく生活できる支出割合を決めましょう。
固定費を下げる
固定費とは、生活する上で必ず発生する一定額の費用のことです。具体的には、家賃や駐車場代、光熱費、保険料や食費、習い事代などが該当します。 こちらの財布事情に関係なく出ていってしまうお金なので、できるかぎり下げましょう。 例えば、家賃を下げるなら、安いアパートに移ったり実家に戻ったりする方法が考えられます。
もし生活するうえで自動車が必要ないのなら、思いきって手放してしまうことで、自動車にかかっている保険料や税金が丸ごと浮きます。
食費も外食を避け、できるだけ自炊をするなどすれば、出費を安く抑えられます。 通信費も、格安Simを利用することで、月々数千円は安くなります。 インターネット上でも色々な節約術が紹介されているので、できるものからやっていきましょう。
様々な収入源を持つ
収入源を複数持つことで、強力なリスクヘッジになります。 例えば、エンジニアの仕事の他にもライティングをする、ブログアフィリエイトで稼ぐなどが考えられます。有料メルマガやnoteを書く方法もあります。 お金に余裕があれば、投資をしてみるのもいいでしょう。 アルバイトや派遣社員として働いて安定収入を得つつ、フリーランスの仕事をするのも良い方法です。 また、本業のほうでも新規案件の獲得は積極的に行いましょう。複数のクライアントを抱えていれば、例え一つが潰れても、懐と精神へのダメージは小さくて済みます。
クライアントの契約書はしっかり確認する
契約書の内容はしっかりと確認しましょう。フリーランスに不利な条件が書かれている可能性もあります。
気になる事項があれば、契約前にクライアントに確認することで、後々のトラブルを防ぐことができます。
損害賠償や報酬未払いといったリスクを避けるためにも、注意事項や責任範囲、報酬金額や支払い期日などが明記されていることをチェックしましょう。
また、もしクライアントが契約書を取り交わすことを渋ったら、そこで見切りをつける判断も必要です。誠実なビジネスマンであれば、契約書の重要性を理解しているはずだからです。
口約束は絶対にNGです。大事な契約事項については、確実に書類やデータに残し、自分の身を守りましょう。
最大のリスク管理!フリーランスは自分の市場価値を上げることを心がけよう
フリーランスは自分のやった仕事は全て自分に帰属することが魅力です。 せっかくフリーランスになるのであれば自分の市場価値を高めたいですよね。 実はフリーランスにとってはこれが最大のリスク管理になるのです。
フリーランスが自分の市場価値を高めることが最大のリスク管理になる理由
市場価値が高い=いつでもどこでも求められると言い換えることができます。 つまり、仕事を取らなければならないという状況に陥らないわけです。
先程から説明してきたような収入が無いという状況はなくなりますし、病気になって仕事を中断してもまたすぐに別の仕事が舞い込んできます。
多くのフリーランスにとって仕事の依頼が入ってくるというのは理想的な状態ですが、曽於レベルまで到達できるフリーランスはごく少数です。
リスク管理=新しいスキルを勉強する
フリーランスにとってスキルの数がそのまま自分の市場価値になると言っても過言ではありません。
エンジニアであれば1つより2つ、2つより3つの言語を習得していればそれだけ市場価値が高いとみなされのです。 ライターであってもそれは同じです。 ライティングスキルがあることに加え、SEO、web開発ができれば市場価値は高く、求められる人材になります。
フリーランスエンジニアを目指したいのであればSESでスキルアップさせるのがおすすめ
フリーランスとしてスキルをアップさせるためにはどのような方法があるのでしょうか。
プログラミングスクールに通う
自分で勉強する
などの様々な手段があります。
しかし、プログラミングスクールの料金は高額ですし、独学も自分で集中的に学んでいる期間は給料は発生しませんよね。
そこで、ここでおすすめしたいのはSESという働き方です。
SESとはエンジニアとして様々な企業に派遣される業務形態のことを言います。
世間では必要以上にデメリットが強調される場合もありますが、SESにもメリットはあります。
それは「様々な案件を体験出来る」ということです。 SESは基本的に3ヶ月~1年ほどのスパンで様々な職場を体験することができます。
その過程で多様な案件に巡り合うことが出来るのです。
まとめ:フリ-ランスにリスクはつきもの!スキルあげて市場価値を高めよう
ここまで、フリーランスが気をつけたいリスクとその回避策をご紹介してきました。 考えられるリスクとしては
健康問題リスク
仕事がなくなるリスク
損害賠償や未払いリスク
回避策としては
定期的に健康診断を受けること
支出を管理し、複数の収入源を持つこと
契約書をしっかり確認すること
フリーランスという働き方には、さまざまなリスクがついて回ります。回避策を身につけ、リスクマネジメントをしっかり行っていきましょう。