お役立ち情報 コラム フリーランスエンジニアはどの言語を学ぶのが良い?高単価につながりやすい言語と、それに伴うリスクを解説

フリーランスエンジニアはどの言語を学ぶのが良い?高単価につながりやすい言語と、それに伴うリスクを解説

  • twitter
  • facebook
  • line
  • note
undefined

フリーランスエンジニアは受注する案件を自分自身で選べることが利点です。しかし、受注する案件を選ぶためにエンジニアが避けて通れないのが、「スキルを学ぶこと」です。また、多くの方が、できれば高単価で受注できる言語を学びたいとお考えではないでしょうか。

しかし、高単価になりやすい言語ばかりを学ぶことがリスクに繋がることもあります。この記事では、効率よく稼げる言語についての解説とそれに伴うリスクについて、依頼主のニーズを知っているエージェントの目線で解説をしていきます。

どの言語を勉強するのが一番稼ぎやすいか

年収が高い言語ランキングによる調査結果と、我々が運営しているエージェントサービス「フリエン」の案件から、稼ぎやすい言語は何かについて解説します。

平均年収が高い言語

パーソルキャリアの調査2020年プログラミング言語別年収ランキング」によると、平均年収が高い言語は「R」「Scala」という調査結果が出ています。

undefined

出典:TECH Street2020年プログラミング言語別年収ランキング」(パーソルキャリア調べ)

1位 R

データ解析に特化している言語である「R」。機械学習やビッグデータ分析が注目されているため、学習する人も増えてきています。似ている言語としてPythonが挙げられますが、汎用性が高い言語であるPythonに対して、さらにデータ解析に特化した言語がRです。

2位 Scala

Scalaを使って開発されたオンラインサービスに、TwitterやLinkedin、LINEが挙げられます。Javaとの互換性が高いために企業や組織に需要がありますが、学習しているエンジニアの方は少なく、学習するにはハードルが高くなっています。

3位 Python

3位となった言語は年代によって違いが見られましたが、40代部門3位、30代部門5位と、比較的どの年代でも上位にランクインしていた「Python」を取り上げて解説していきます。

PythonはAI/機械学習、IoT、ブロックチェーンなどへの新規投資意欲が非常に拡大しています。最近登場した言語ですが、その扱いやすさと汎用性の高さから、トレンドによる一過性の人気ではなく、あらゆる場所で使われる言語へと浸透してきました。

これらの高単価・高収入になりやすいと言われる言語に共通する特徴は、比較的希少性のある言語ということです。一定の需要があるにも関わらず、学習しているエンジニアが少ないことで、高単価につながりやすいという傾向があります。また、時代によって人気が変わるという、トレンドの要素が大きくなりやすいです。

undefined

「フリエン」で高単価の言語

我々が提供するエージェントサービス「フリエン」のサイトから、実際の相場を見てみましょう。

上記でランクインしていた3つの言語、「R」「Scala」「Python」を検索したところ、60万円〜100万円ほどの案件が多く、中には120万円を超える高単価案件もありました。

undefined

出典:フリエン

このように、フリーランスエンジニア向けの案件紹介サイトでもサイトによって高単価の言語には差があるようですが、実は高単価の案件だからといって必ずしもよく使われている、人気の高いあるわけではありません。

それでは、業界全体での人気言語のランキングはどうなっているでしょうか。次の項目で解説していきます。

業界全体で使われている人気の言語

ITRA株式会社の調査結果によると、使われている人気言語としては1位「C言語」、2位「Python」、3位「JavaScript」という結果となりました。

参考:2020年 プログラミング言語ランキング(ITRA株式会社)

それでは、ランキングに上がった3つの言語が人気となっている理由について解説していきます。

1位 C

C言語は汎用性と処理速度が速く、スマホゲームやゲームの開発、ロボット技術の開発が可能です。HTMLとCSSと同様にエンジニアの方にとって学習必須の言語となっているかつ、汎用性が高いことから人気の理由となっているようです。

2位 Python

2位にランクインした「Python」はデータ解析や数式処理に優れており、機械学習の開発ができたりWebアプリの開発のフレームワークも充実したりしている特徴を持ちます。そんなPythonが人気となっている理由としては、書きやすく読みやすいことや、C言語との連携がしやすいなどのことが挙げられます。

3位にランクインしたのはJavaScriptです。

JavaScriptはスマホアプリやデスクトップアプリなどの開発もでき、その汎用性の高さに特徴があります。HTMLやCSS,JavaScriptを使って、ユーザーが見る部分であるフロントエンドの開発ができます。

これらに共通している部分は、長い間需要があり汎用性が高いということです。

こちらの記事でも詳しく解説していますが、需要の高い=長く通用する開発言語は企業の基幹システムで使われている言語が多くなっています。

なぜなら、大手企業や官公庁などが開発するシステムは、長期的に利用を考えて開発される場合が多いからです。また、基幹システムで使われている言語は長期的に保守開発が必要となることから、採用された言語は長く通用すると言えるのです。

総括すると、どの言語を学ぶのがいいかは単価感と需要を考えて選ぶのがいいと言えます。高単価な案件を求めて希少性の高い開発言語を学習しても、トレンドによる一過性の需要となってしまう可能性もあります。一方で、長く需要を見込める「JavaScript」などの言語は、学習するエンジニアの方も多く単価が低くなる傾向があります。このような理由から、単価感と需要を考えることが重要なのです。

詳しくは、以下の記事でも詳しく解説しています。

>>フリーランスエンジニアが食いっぱぐれない言語を見極める方法を人材会社が解説します

undefined

単価感と需要が大事

ここまでは、案件の単価と需要を考えて言語を選ぶべきだと解説してきました。では、どのように単価感と需要を考えていけば良いのかを判断できるように、さらに詳細を見ていきましょう。

高単価案件のメリットとデメリット

高単価案件のメリットとしては、やはり依頼される際の金額が大きいことにあります。しかし、高単価案件のデメリットとして、単価が高ければ高いほど依頼主からの期待値も高くなり、プロジェクトに関わる時間が多くなる可能性があります。また、それに伴う責任やリスクも高くなってしまいます。

PMなど上流工程を任されるエンジニアとなると、他のエンジニアやプログラマーに指示を出す立場になることが多く、マネジメントスキルやコミュニケーションスキルも必要になるでしょう。さらに、自身で言語を書いて作成することが難しくなってしまうリスクもあります。

高単価案件となりやすい言語の条件として、希少性の高い言語であることをお伝えしてきました。しかし、希少性の高いということは、案件数が少なく、また、代わりのエンジニアが少ないということに繋がります。代わりのエンジニアがいないと、その案件を引き継ぐことができず、一つの案件から抜け出しにくくなってしまうのです。これらの理由から、希少性が高い傾向にある高単価案件には、リスクが伴うといえます。

安価案件のメリットとデメリット

安価案件のメリットとしては、長期的に利用を考えて開発される場合が多いため、採用された言語が長く通用する可能性があることです。しかし、需要がある言語ということは必然的に学ぶエンジニアも多くなってきます。つまり代替可能なエンジニアが多くなることで単価が低くなってしまうのです。

これらのことから、単価感と需要を考えた上で言語を選ぶことが重要となるのです。高単価な案件は、学ぶエンジニアも少なく希少性が高い傾向にありますが、一つの案件から抜け出しにくくなる可能性があるデメリットもあり、高単価案件・安価案件のそれぞれのメリットとデメリットを理解した上で、案件を選ぶことが必要です。

まとめ

ここまでで、高単価につながりやすい言語の紹介と、単価感の違いにおける、それぞれのメリットとデメリットについてを解説しました。

【高単価案件】

メリット

  • 言語習得の難易度が高く、競合エンジニアが少ないため希少性が高いことから単価が必然的に吊り上がっていく

  • 替えの効かない存在になるため、依頼主から信頼や厚遇を得やすい

デメリット

  • 上流工程にアサインされることもしばしばあるため、純粋にプログラミングを突き詰めるというよりマネジメントの機会が増える場合がある

  • 替えの効かない存在になるため、1つのプロジェクトから抜け出しにくい

<<高単価案件を狙うなら>>

高単価言語としてランキングに上がっていた、RやScala、Pythonを検索することをおすすめします。

>>Python案件はこちら

【安価案件】

メリット:大手基幹システムでも多く使われており、長く需要が高い可能性がある

デメリット:習得するエンジニアが多いため買いたたきに合いやすい

<<参入障壁の低い案件を狙うなら>>

人気の高い言語としてランキングに上がっていた、CやPython、JavaScriptを検索することをおすすめします。

>>おすすめ案件

しかし、いくら学ぶべき開発言語が分かったところで、どのように案件を選んでいけば良いかわからず、闇雲に営業活動を行なう方もいらっしゃいます。エンジニアがエンジニアとしての本業に専念するためにも、エージェントサービスなどを検討して「本業以外を外部へ任せる体制」を作ることも重要です。

フリエンは、フリーランス専門のエージェントであるアン・コンサルティング株式会社が運営する、業界最大級の案件・求人サイトです。また、8割の方が収入アップを実感したという実績のあるサービスで、フリーランスの方一人一人の強みを十分に活かせる案件をご紹介しています。

また、報酬の先払い・即日払いができる「フリエンペイ」や、企業と”チョク”でやりとりができる「チョクフリ」というサービスも展開しています。

まずはフリエンで受けられる案件をご覧になり、無料登録をしてみてはいかがでしょうか。

関連記事:>>【プロが解説】フリーランスエンジニアが安定して仕事を獲得できる方法とは?

関連記事:>>【人材会社が解説】フリーランスエンジニアがスキルを上げる上で大切なこと

※新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、フリエンを運営するアン・コンサルティング株式会社では、WEB(Google meet、ZOOMなど)ならびにお電話によるご面談(カウンセリング)をご案内差し上げております。

関連記事

コラムのアイコン

コラム

2023.02.01

【インボイス制度】2023年最新情報!!(2023.02.01)~新たに緩和措置として「2割特例」が設けられる予定です!~

コラムのアイコン

コラム

2021.10.19

凄腕のフリーランスエンジニアほど、好きな仕事内容だけをやっていて、日頃の業務整理を怠らない

コラムのアイコン

コラム

2021.10.19

フリーランスエンジニアの手取り収入を上げるには?エージェント視点で解説します