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在宅フリーランスエンジニアになるための必須条件とは?人材会社が詳しく解説

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現在、コロナ禍の影響により、多くの業種・職種で在宅ワークが増加している流れになってきています。この流れは、フリーランスエンジニアも例外ではなく、在宅で仕事ができる案件が増えてきました。

また、在宅案件は出社に伴う移動時間がないため、フリーランスエンジニアの方たちも在宅案件を希望する人がとても多いのです。

しかし、当社が10年以上もの間フリーランスエンジニアのキャリアを支援してきて分かったことがあります。それは、フリーランスエンジニアとして働く方々の多くは、過去に常駐型の案件を数多くこなしており、フリーランスエンジニアとしてデビューしてからずっと在宅案件のみの経験で高年収を稼いでいる人はさほど多くありませんでした。

その理由はなぜか?今回は、在宅フリーランスエンジニアになるための必須条件や在宅案件だけで自由な働き方を手にするにはどうするのが良いか?についてを人材会社の視点から詳しく解説していきます。

1 そもそもフリーランスエンジニアに求められているスキルとは

まずは冒頭で述べたように、なぜ高年収を稼いでいるフリーランスエンジニアが、常駐案件も積極的に受注しているのか?について解説していきます。

最近ではコロナ禍の影響により、フリーランスエンジニア向けのリモート・在宅案件が増えてきました。これはコロナ予防のため、クライアント都合でリモートじゃないと受け付けない場合もありますし、エンジニアの都合によってリモートか否かを選べる場合もあります。

このようにリモート・在宅案件は増えている状況ですが、在宅フリーランスエンジニアとして自由な働き方をしていくためには、安定的な生活を送れる・高単価報酬案件を受注できるようになりたいですよね。

そのため当社としては、なるべく常駐案件もこなすことをお勧めしております。なぜなら、在宅案件だけではプロジェクト全体の把握をしたり、プロジェクト進行について議論する経験が身に付きにくいということが、依頼主とエンジニアの双方に聞き取り調査を行って分かったからです。

前提として、依頼主側がフリーランスエンジニアに求めているのは、プログラミング言語スキルだけではありません。あくまでもプログラミング言語スキルは、プロジェクトを遂行する上での手段です。

依頼主側がフリーランスエンジニアに一番求めているのは、依頼主側の要望を把握して、納期通りにプロジェクトの開発を終わらせる「プロジェクト管理能力やマネジメント能力」なのです。また、周囲の関係者たちと心地よく仕事ができるコミュニケーション能力も求められます。

そのため、ある程度難易度が高い、つまり報酬の高い案件になればなるほど、プロジェクト全体を把握して業務を遂行する能力が求められます。PMやエンジニア同士で、プロジェクト進行に関して議論をする機会も増えるでしょう。

経済産業省のデータのデータによると、依頼主側がフリーランス人材に対して懸念を抱いているのは「業務進捗管理時においてのコミュニケーションコスト」や「情報漏洩の可能性」と述べています。このように、プロジェクト全体の把握や議論に関しては、流石に在宅ワークだけでは限界があります。また、依頼主側の信頼性(セキュリティ・業務透明性)といった観点からも不安が残ります。

何が言いたいのかというと、在宅案件のみを受けているフリーランスエンジニアには、プロジェクト全体を把握が必須になる案件のご紹介が難しいのです。もちろん弊社でもコロナ予防のため、クライアント都合によるリモート推奨案件もありますし、AI・機械学習案件は最近増加傾向あるため高単価リモート案件も増えているのですが、常駐案件を経験していて、プロジェクト全体を把握する能力があるエンジニアの方が在宅案件の中でも選べる幅がかなり広がります。

そのため、年収やスキルアップ、依頼主との信頼構築など、さまざまなことを考慮して常駐案件に取り組むフリーランスエンジニアが多いのです。

まとめると在宅フリーランスエンジニアになるための必須条件は、「在宅だったとしてもプロジェクト状況を自分で把握する能力があるか」にかかっています。なので将来、在宅フリーランスエンジニアとして高報酬を稼ぎたいのであれば、最初はプロジェクト管理を学ぶために、常駐案件をこなした方が確率は上がりますし、様々なキャリアが広がります。

2 高報酬が欲しいのであれば、在宅案件だけをやるのは難しい

世の中には在宅エンジニアでも可能な案件は数多くあります。ですが、依頼主側がエンジニアに求めていることは、在宅ワークだけでは身に付きません。それは、プロジェクト全体を把握して仕事に取り組む能力です。なので、もし高報酬案件を得るためには、プロジェクト全容を把握するべく、積極的にPMとコミュニケーションを図ったり、メンバーと議論を重ねてより良いプロダクトを作る能力を学ぶことが大切です。

あなたが、ただ仕様書通りにコードを書く仕事だけを受注するのであれば、在宅案件のみでキャリアを歩んでいくのも良いかもしれません。ですが、その場合の年収はいずれ頭打ちになります。そうではなく、高年収のエンジニアを目指したいという場合には、フリーランスに成り立てで経験を積む間は、常駐案件も一緒にチャレンジしてみることをおすすめします。

3 プロジェクトの状況を把握できるかが在宅業務での必須条件

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では最初はどうやってプロジェクト全体を把握する能力をつけていけば良いのでしょう。

様々なフリーランスエンジニアと接してきた当社の結論は、「様々な案件を受注できるように、依頼主側と信頼レベルを上げる」ということです。

なぜそう言えるのか、依頼主側の目線に立ってみると、フリーランスエンジニアはただでさえ、「費用対効果が不透明」「個人への契約締結に対する不安」というネガティブ要素を抱えているからです。経済産業省のデータによると、フリーランス人材を活用するボトルネックには、前述した「費用対効果の不安」「個人への契約締結に対する不満」の割合が大きいのです。

誤解を恐れずにお伝えすると、ただでさえフリーランスエンジニアは企業にとってリスクもある状態。その中で生まれる在宅案件は、「誰でもできるような簡単なコードを書いてもらう案件」と「信頼関係が構築できているエンジニアにお願いする、プロジェクト全体を把握しないとできないような高額案件」の2種類に落ち着きます。

「誰でもできるような簡単なコードを書いてもらう案件」は、希少性が低いため報酬もかなり低いですし、高年収を目指すのであれば、簡単なコードばかり書いている場合ではないでしょう。

そのため、もし在宅フリーランスエンジニアになりつつ、高年収を維持するには、まずは依頼主やエージェントとの納期を守り続け、結果を残し、信頼レベルを上げていくことが在宅エンジニアになる上での近道となります。

4 ある程度、依頼主と信頼関係を積んだら在宅案件を選ぶキャリアもあり

これまで在宅フリーランスエンジニアになるためには、「プロジェクト状況を自分で把握する能力」を身につけていくことが大切と述べてきましたが、その能力を身につけた後はどうすれば良いのでしょうか?

ある程度、依頼主と信頼構築ができるようになり、プロジェクト全体を把握する能力を身につけたら、場合によっては在宅案件に注力するのもありでしょう。

例えば、通勤時間がもったいないのでその時間をプログラミングに充てたい方や、子どもが産まれたばかりで、家事をする時間も大切にしたいフリーランスエンジニア、パートナーが出張で家を空けるので、子供の送り迎えをしないといけないフリーランスエンジニアの方などです。スキル(プログラミング言語・プロジェクト管理能力)が身についていれば積極的に在宅案件に取り掛かるのもありだと思います。

このようにスキルがしっかり身につけば、他の業種と比べて「自由」に働けるのが、フリーランスエンジニアの魅力でもあります。何度も伝えましたように、依頼主との信頼レベルを上げることに注力すれば、誰でもそうなれる可能性はあります。目指す価値もかなり高いでしょう。

5 在宅案件こそ営業のプロに相談してみては?

依頼主との信頼レベルを上げることが、自由な働き方を手に入れられる近道とはいえ、様々な求人案件の中から自分に合った在宅案件や、高報酬の在宅案件を受注して成果を出せるようになるために、キャリアを構築するのは非常に難しいでしょう。

そのような悩みを抱えている方は、我々の提供する「フリエン」のようなエンジニア特化型のエージェントサービスを検討してみてください。我々エンジニア専任コンサルタントは、10年以上もの間フリーランスエンジニアの方へキャリア支援をさせていただいている経験があります。

これを活かして、そもそも在宅案件だけに注力するべきなのか、それとも常駐案件も同時に取り組むべきなのか、などフリーランスエンジニアのレベル感に合わせて案件を紹介してくれます。

また、各エンジニアの方たちにとって相性の良い案件を代わりに探すのはもちろんのこと、支払いサイトのご相談や、関連する損害保険〜契約の締結までサポートしております。

もしあなたが「ある程度エンジニア経験を積んできたが、家庭の事情などで在宅案件をメインに活動したい」「在宅案件をベースに仕事がしたいが、スキル的に問題はなさそうか」という悩みがあるのであれば、我々に一度ご相談してみてください。

我々は、あなたのようなエンジニア1人1人と向き合い、働きやすい案件を見つけてきます。

>>フリエンで案件を確認する

※新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、フリエンを運営するアン・コンサルティング株式会社では、WEB(Googlemeet、Zoomなど)ならびにお電話によるご面談(カウンセリング)をご案内差し上げております。

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