お役立ち情報 コラム 職種によって給与が異なる?あなたはフリーランスエンジニアの職種を正しく把握していますか?

職種によって給与が異なる?あなたはフリーランスエンジニアの職種を正しく把握していますか?

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近年ではフリーランスエンジニアを志す方が増加しており、「フリーランス白書2020」の統計結果からも、「自分の裁量で仕事がしたい」という方や、「働く時間や場所を自由にしたい」といった方など、自由な働き方を望む声が多く挙げられることがわかります。

出典:フリーランス白書2020「今の働き方を始めた理由」(フリーランス協会)

実はフリーランスエンジニアは、働き方次第でいくらでも年収アップが見込めるチャンスがあります。しかし、実際には稼げているフリーランスエンジニア、稼げていないフリーランスエンジニアの両方がいらっしゃいますので、フリーランスエンジニアになったからといって必ずしも収入が上がるとは限りません。

この記事では、フリーランスエンジニアの給料が何によって変わるのかについて解説し、給料が変わる要素の一つである「職種」について、特に詳しく解説していきます。

フリーランスエンジニアは何を学ぶかによってキャリアプランが変わる

収入を安定させてフリーランスエンジニアとして長く続けていくためには、自分の開発スキルが長く役に立つかどうかが重要です。そのため、フリーランスエンジニアの給与が大きく変わる要素の一つは「学ぶ言語」となり、「どの言語を学習するか」が肝になってきます。

その選び方として、単価感と需要を考えることが重要です。実は給料をあげようと単に高単価な案件を選ぼうとしてしまうことには、リスクがあります。

詳しくは下記の記事で詳しく解説しています。

>>フリーランスエンジニアはどの言語を学ぶのが良い?高単価につながりやすい言語と、それに伴うリスクを解説 

高単価になりやすい言語は、その分リスクがある。

高収入を得たいと考える際に、まず先に思い浮かぶのは「高単価となりやすい言語を学ぶ」ことではないでしょうか。パーソルキャリアの調査2020年プログラミング言語別年収ランキング」によると、平均年収が高い言語はR、Scala、Pythonとなっています。

出典:TECH Street2020年プログラミング言語別年収ランキング」(パーソルキャリア調べ)

ですが、実はこれらの言語によって高収入を目指そうとすることには、メリットばかりでなく、リスクとなる場合もあります。

依頼される際の単価が高くなる言語の特徴として、次のようなものが挙げられます。

  • 依頼主からの期待値も高くなり、プロジェクトに関わる時間が多くなる可能性がある

  • 学習しているエンジニアが少ないため比較的希少性がある

希少性が高いことはつまり、代わりのエンジニアが少ないことにも繋がります。その案件を引き継ぐエンジニアの方が少ないことから、一つの案件から抜け出しにくくなってしまう可能性があるのです。また、時代によって人気が変わってしまうという、トレンドの要素が大きくなりやすい特徴もあります。

これらの理由から、希少性が高い傾向にある高単価案件には、リスクが伴うといえます。

食いっぱぐれるリスクが少ない言語は、安価となる傾向がある

高単価案件とは逆に、学んだ言語の需要が長く続く傾向にあり、将来的に食いっぱぐれるリスクがない言語は、JavaやCといった言語です。

長く需要がある言語ということで必然的にフリーランスエンジニアの方も積極的にスキルとして身につけている場合があり、代替可能なエンジニアが多くなるため、単価は低い傾向にあります。しかし、これらの言語は長期的に利用を考えて開発される場合が多いため、採用された言語が長く通用する可能性が高くなっています。

高単価となりやすい言語、安価だが食いっぱぐれるリスクが少ない言語について、詳しくは下記の記事で説明しています。

>>フリーランスエンジニアはどの言語を学ぶのが良い?高単価につながりやすい言語と、それに伴うリスクを解説

これらの特徴から、単価感と需要を考えた上で言語を選ぶことが重要となります。高単価な案件は、学ぶエンジニアも少なく希少性が高い傾向にありますが、一つの案件から抜け出しにくくなる可能性があるデメリットもあり、高単価案件・安価案件のそれぞれのメリットとデメリットを理解した上で、案件を選ぶことが必要です。

言語と同時に、給与アップには職種も重要な要素

これまで解説したように、フリーランスエンジニアの給与が大きく変わる要素の一つは「学ぶ言語」であり、「どの言語を学習するか」が肝になってきました。さらに、フリーランスエンジニアの給与が変わる要素として、「どの職種を選ぶか」が重要となります。

しかし、フリーランスエンジニアにはさまざまな職種がありますので、まずは次の項目でそれぞれの業務内容について詳しく解説していきます。

プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャー(PM)とは、プロジェクトにまつわる取りまとめを行い、品質の高さ、費用面、納期といったQCDを管理する役割を持っています。常にプロジェクトの状況を把握する必要があり、アサインされたシステムエンジニア(SE)やプログラマ(PG)のマネジメントや、スケジュールの管理・調整などを遂行します。

たとえば、1人のエンジニアへ業務が集中してしまっている場合にはその状況をいち早く察知し、場合によってスケジュールの調整を行ったり、スポットでの増員を検討したりします。

プロジェクトマネージャー(PM)の案件が気になる方は是非、フリエンの案件詳細ページをご覧ください。

>>フリエンで案件を見る

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、お客様の要望・要求をもとにシステムを設計する役割を担います。大きく二つに分かれており、社内システムの開発、運用、管理を行う社内SEと、クライアントから受託したシステムに関して開発、運用、保守を行うSEにわかれます。

業務内容は、プログラミングをプロジェクトマネージャー(PM)が作成した工程表をもとに、システムの企画や設計、開発、運用をすることです。また、プロジェクト規模によっては要件定義や基本設計からプログラミングまでの役割を担う場合もあります。

この記事ではサーバーサイドエンジニアやネイティブアプリエンジニアを取り上げますが、その他のSEの案件も多数ありますので、システムエンジニア(SE)の案件が気になる方は是非、フリエンの案件詳細ページをご覧ください。

>>フリエンで案件を見る(サーバーサイドエンジニア)

>>フリエンで案件を見る(ネイティブアプリエンジニア)

プログラマ(PG)

システムエンジニアが(SE)が要件定義・基本設計・詳細設計を行った後、プログラマ(PG)が形にするという流れとなっていますが、プログラマ(PG)は、詳細設計やプログラミング、テストを行う役割を担います。

システム構築では、実際にプログラミング言語を使用しながらシステム作成を行い、コードを書いてシステムのプログラムを組み立てていきますので、プログラミング言語の知識が重要です。また、その後、システムが設計通りに動くかどうかをテストし実際に運用していきます。

プログラマ(PG)の案件が気になる方は是非、フリエンの案件詳細ページをご覧ください。

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テストエンジニア

テストエンジニアは、ウォーターフォールでいうテスト工程を担当するエンジニアのであり、リリースする前に開発者が修正できなかったバグがないかを探したり、判明した問題点や成功点を詳細を報告したりといった重要なポジションを担います。

プログラマ(PG)もテストの実行を行いますが、テスターはテスト計画や設計などの工程には基本的にかかわらず、テスト項目の実行を行うことが業務の主な内容となっています。PGやSEを目指している方は、テスターとしての業務を行うことで、開発する際に気をつける点を理解することができますので、経験をしておくことがよいでしょう。

テスター(デバッカー)の案件が気になる方は是非、フリエンの案件詳細ページをご覧ください。

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インフラエンジニア

インフラエンジニアと呼ばれる職種の中には、主にネットワークエンジニアとデータベースエンジニアがあります。

ネットワークエンジニアは、特にネットワークを構築、管理、運用していくための業務を行います。運用監視からネットワークの設計、構築、サーバーとの連携などが当てはまります業務を行なう上で必要な知識として、ネットワークに関する知識はもちろんのこと、機器やセキュリティの知識も必要となるうえ、これらの知識をもとに、「ネットワークに繋がらない」「通信速度が急に遅くなった」などといったトラブルに対応することが求められている職種となります。

ネットワークエンジニアの案件が気になる方は是非、フリエンの案件詳細ページをご覧ください。

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データベースエンジニアの主な業務内容は2つに分かれ、データを活用するために必要なデータベースを設計したり、運用・保守を担当したりする職種です。特に、運用と保守についてはシステムリリース後の業務も担っており、セキュリティや障害対応にも携わります。

「どのようにデータを集めるか」といった、営戦略面を考える重要なポジションとなるため、データベースエンジニアという職種は今後も注目されていくといえます。

データベースエンジニアの案件が気になる方は是非、フリエンの案件詳細ページをご覧ください。

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上流の案件に行けば行くほど給与は上がる可能性が高い

得た言語知識を使ってプロジェクト経験を積むことで、より上流案件を獲得できるようになるのです。つまり、高単価案件となりやすい言語や安価となりやすい言語に関わらず、給与があがりやすい傾向があります。

参考:「ネットワークエンジニア職種別平均年収ランキング」(マイナビエージェント)

年代と個人のスキルに応じて、収入には差がありますので、あくまで一例となります。

フリーランスエンジニアの方が高収入を目指すには、プロジェクト経験を正しく身につけることが重要です。どのようにプロジェクト経験を身につけるべきかについては、詳しくは下記の記事をご覧ください。

>>現役フリーランスエンジニアに聞いた!「市場価値を高めるプロジェクト経験」を身に付けるステップ

プロジェクト経験を積むために、エンジニア業務以外を代行依頼してみては

プロジェクト経験を正しく身につけることは一朝一夕でできるわけではありません。フリーランスエンジニアの方はスキルアップ以外にもやらねばならない業務が多くあるかと思います。新規案件を獲得するための営業や経理業務など、本業である開発や言語を学ぶことだけに時間を割くわけにはいきません。エンジニア業務を増やしてプロジェクト経験を積むために、エージェントサービスの活用を検討して、「営業活動」「バックオフィス事務」といったエンジニア業務ではない業務をお願いしてみてはいかがでしょうか。

「フリエン」では、案件紹介だけではなく、フリーランスとして働く上で「時間はかけたくないがとても重要」な支払いサイトの相談や契約書の締結など、プロが代行してくれます。

関連記事:現役フリーランスに聞いた!稼ぐエンジニアが実践する効率的な学習方法

関連記事:【エンジニア必見!】フリーランスエンジニアが年収を上げるために大切なことを専門エージェントが全てまとめました。

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